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下ノ廊下の秋を行く ... [自然]

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朝夕の冷え込みはさすがに冬を意識させるが
昼間の気温の高さは温暖化を実感させる
ガラス越しに見える富士山の雪も大分溶けてしまった

欲に絡んだ相談事が多く辟易している
そりゃ誰だって欲はある
だから今日まで仕事を戴いてもきた
おかげでなんとか生きてこれた
でも強欲は嫌だ
詐欺に遭った被害者が多いことにも驚かない
みんながうまい話に飛びついてる
1しかないのにそれを2にも3にもいやそれ以上にしようと考える
綺麗事を言うわけじゃないが現状で満足出来ないのかなぁ ...

そんなわけで今年は大した仕事をしていない
嫁さんには本当に申し訳ないと思っている

久しぶりにA君からメールが届いた
山の誘いである
「黒部の下ノ廊下を歩きませんか」
ややっ!若い頃から憧れてきたあの「十字峡」をこの目で拝めるのかっ!

黒部が大好きでこれまで「黒部ダム」を5回以上訪れている
そしてその都度ダムのてっぺんから見る黒部の渓谷をいつか歩いてみたいと思っていた

通称「下ノ廊下」「水平歩道」と呼ばれる危険な断崖歩道を果たして歩けるのだろうか ...
A君に迷惑をかけないだろうか ..
期待と不安を胸に24時に我が家を出発した
大町温泉郷入り口に4時前に到着したが道中の記憶は全くない
ずっと寝ていたからだがハンドルを握りっぱなしだったA君に感謝するのみだ
「宇奈月温泉」まで車を回送してくれる業者にキーを渡し6時に扇沢に到着した
A君が予定していた6時30分始発のトロリーバスは繁忙期のみの限定で
通常は7時30分だったことをチケット売り場で知ることになり二人でため息をつく
A君がしきりに謝ってくれたがそんなことはどうでも良かった
彼の誘いがなかったら一生歩くことがなかった秘境へこれから足を踏み入れるのだから ...

黒部ダムでバスを降りる
当然のこと下車した全員が同じ目的だ
黒部川をめざし山道を下る
生まれて初めて黒部ダムを下から見上げた
意外なほどスケール感を感じなかったが放水の飛沫が顔を濡らす
さぁいよいよ憧れの断崖歩道だ
ヘルメットを被り出発する
歩道の幅は40センチぐらいだから一歩間違えば奈落の底へ落ちて行く
唯一のお守りは断崖に沿って張られている番線のみだ
登山とは異なるので大きなアップダウンはない
それでも徐々に高度感は増してくる
垂直の断崖をトラバースで歩き続けた
谷間も最深部では100mはあっただろうか
高所が苦手な人には恐怖の連続だろう
紅葉はますます濃さを増しそして深くなる
誰かのブログに「暴力的な紅葉」であると記されていたが正しくその通りだった
それにしても人間の力に驚かされる
よくぞ人力で岩を砕き道を築いたものだ
先人の苦難に感嘆し感謝するのみだ

出発前の心配は何処吹く風で全く怖さを感じない
左手で軽く番線を掴み右手のマイクロカメラで動画を撮り続ける
「大丈夫ですか?足下に注意してくださいよ」と半ば呆れ顔でA君が声をかける

憧れだった「十字峡」に到着するが20名ほどの中高年のグループが腰を下ろし
休憩していた
谷を降りれば十字峡の迫力を目の当たりに出来たのだが登り返すのも厄介と判断し
休憩を取らずに前進した

白竜峡S自字峡と順調に進む
やがて岩肌にスペード型にも似た穴が見えてきた
黒部川第四発電所の送電線が伸びるトンネルだ
ここまで来ると恐怖の断崖歩道(下ノ廊下)はひとまず終了だ
長い吊り橋を渡り対岸に出る
しばらく歩くと「高熱隧道」で有名な「仙人谷ダム」に到着した
映画「黒部の太陽」で宇野重吉さんと寺尾聰さんの親子が共演した名場面のロケ地だ
トンネル工事は160度を超える熱湯が噴き出し困難を極めたという
ここで300名を超える死者を出したそうだ
登山道はこのダム施設の中を通る
ドアを開け足を踏み入れると一瞬にしてメガネが曇る
さらに進むとサウナ風呂のような湿気と熱気に包まれた
出口についた頃には背中の汗でシャツが張り付いていた

冷気が火照った身体を包んでくれる
あぁ気持ちよい ...
小さな公園にも似た広場に「関西電力」の「人見寮」が建っている
立派な4階建て(だったと思う)の建物で室内には灯りが点っていた
「あと1時間半ほどで阿曽原温泉小屋ですよ」とA君が励ます
ここまでコースタイムより1時間も早い
こりゃ大順調だと自分を褒める

ややっ!梯子が目に入ってきた
もう10数キロ歩いてきただろうか
やはり下半身に大きな疲労が溜まっているようで太股が怠い
しばらく急登が続き息も絶え絶えの有様になった ...























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