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ありがとう 幸せだった ... [動物]

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また南からの強風が吹き荒れた一日だった
障害物が無いからもろに風が入るので窓を開け放てない
お陰様でお日様の恩恵を100%受けているから贅沢は言えないのだけど
風さんにはちょっと難渋している

いよいよ三毛猫がいけない
全く餌も水も受けつけなくなった
毎日獣医で点滴を受けてきたがそれも今日で止めた
それを続けることで体力も消耗するし水も溜まる
今は家族が見渡せる場所に置いてやることだけが優しさかも知れない
明け方 娘が目をこすりながら起きてきた
「さっき○○チャンって3回も呼んだけど何か用?」って
もぅ大人になった娘にチャンはつけない 呼び捨てである
嫁さんが不審に思い隣の部屋を覗くと三毛猫が倒れていた
慌てて抱き上げいつもの場所にそっと寝かせた
息も絶え絶えの体で階段を下りていたのだ
野良猫だった三毛猫を飼う切っ掛けはまだ中学校に上がったばかりの娘だった
娘の帰宅まで命が保つかどうか微妙な状況だ
だからお別れをしたのかも知れない
呼吸は一層弱くなった 大きな瞳には涙が溢れている
己に出来ることは「ありがとう」の言葉をたくさん投げかけることしか出来ない
「お前が来てくれて我が家は幸せだった でもお前はどうだった?」
尻尾だけが少しだけ動いている きっと「ありがとう 幸せだったよ」って
答えてくれているんだと信じたい
 


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猫ちぐら [動物]

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もう 二十数年前になるだろうか 源流釣りに夢中になっていた 関東 甲信越 東北へと ザイルとヘルメットを携えて 山に入っていた 滝壺に落ちたことも 数知れず 「あぁ これで人生終わりだな」と 諦めたことも 何度となく経験した 独り者なら いざ知らず 世帯を持っていたのだから 世間様からは 呆れられた

そんな 向こう見ずな 釣行を繰り返していた若い頃 飯豊方面に 出かけたとき 新潟の関川村で 写真の 「猫ちぐら」と出会った なんとも ほのぼのとした 藁で編まれた鏡餅 一体 これは何だろうか 村の人に尋ねると 「置物にしても良いし 猫の住み処にしても良いし 好きなように使うんだ」と答えた
面白いな 買おうかなと思い 値段を聞くと 「作り手が 少なくなったので 数がないよ」と言われてしまった それでも どうしても欲しかったので 半ば強引に売って貰った 確か 2万円位だったと記憶するが...
今では 関川の民芸品として いつでも手に入るが 当時は 少なかったようだ

我が家には いつも 動物がいた 犬であり 猫であり ときには九官鳥もいたが あいにく その頃は 猫がいなかった よって「猫ちぐら」は しばらくの間 部屋の飾りとして 鎮座していた

中学校に入学した 子供が 辛い環境に陥ってしまった その学校は 荒れに荒れていた 校長以下 多くの教師に熱意が無く 我が子供は 一年間を 棒にふった その時の 生き地獄は 経験した者でなければ 絶対に理解出来ない そんなときである 写真の三毛猫が三匹の子猫を伴い 我が家へ 紛れ込んできたのは...

傷心の子供は喜んだ 子猫の愛くるしさに 一筋の光を 見出したのかも知れない どうしても 飼いたいと懇願する どうしたものか 思案を重ねた 第一 嫁さんは 大の猫嫌いである それでも 子供の救いになるならと 決断してくれた ただし 嫁さんの一言が素晴らしかった「飼うなら 母猫が条件」と...
嫁さんの考えでは 「例え 余所に飼われたとしても それは子猫だろう 大人の猫を飼う人はいない」 確かに正論である
子猫が飼いたかった 子供も 渋々 それに従った 子猫は 料金を支払い ペット店で 飼い主を捜して貰ったが 一月もしないうちに 引き取られ 安心した

嫁さんの決断に 報いているかのような この三毛猫の 利口さに 驚かされてきた 拾った当初から今日まで トイレの失敗が一度もないのである それどころか 傷ついていた子供の側を 一時も離れなかったのだ
今では 立ち直り 憧れた音楽大学にも 通える 子供であるが この猫が 大きな助けに なったことは 紛れもない事実だ その後は 嫁さんにベッタリ 寄り添っている

拾った頃が 推定4歳 それから9年が経過しているから 13歳ぐらいだろうか おばあちゃん猫である 餌を与えても 忘れてしまい 直ぐに 催促するようになった 時々 ゴミ箱も漁ってしまう 怒られても 直ぐに忘れる 怒ったこちらも 何時の間にか それを 忘れ 抱き上げているのだから 同じようなものだが...
先日 目にした 「猫は流体力学を知っている」 の 記事など見ると 余計に 愛おしくなる

「猫ちぐら」に潜り込む 三毛猫を 見ていると いつも あの頃を思い出してしまう 





 



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