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北アルプスの女王 ... [自然]



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k君のイビキがいつにも増してでかい
スマホの時刻表示は午前3時だった
状況から再び寝付くことは難しい
山小屋特有の匂いに少しだけ酔ってもいる

早々に寝床を片付け着ていたダウンからハードシェルに着替えた
トイレも済ましヘッデンの明かりを頼りに出発準備をしているとK君が目を覚ました
「早いですね」
「起こしちゃって悪いね」
お前のイビキで眠れなかったとは言えないしな ...

朝食の知らせで食堂へ入る
いつもだとコーヒーとパン1個の朝食だが今日はご飯と味噌汁の純日本風だ
K君はご飯を三杯もおかわりしていた

さあ出かけるか
燕岳は目の前にそびえている
それにしても寒い ...

花崗岩の山域で白砂が美しい
天気にも恵まれた
昨日同様手前に大天井岳その後ろには穂高から槍ヶ岳と北アルプスの峰が連なる

山頂への道沿いにはイルカ岩やメガネ岩などと呼ばれる奇岩が目を楽しませてくれる
20分ほどで待望の頂に到着した
非常に狭い空間なので感動をカメラに収め直ちに次の人に場所を譲った
絶景のおかげなのか体調がすこぶる良くなった
己の気分屋ぶりにあきれる
これじゃ大天井岳までピストン出来るかも知れないなどと過剰な自信が頭をもたげた
いやいや夕食時に燕山荘グループの総帥である赤沼さんが
「真冬よりも今が一番危険なシーズンです 大天井岳を目指す人はトラバースを避け直登してくださいね」と言っていたっけ ...
装備はあるにしても高所での計画変更は無責任極まりない
イメージだけで満足することにした
しかしなんだか物足りない
「俺 北燕岳まで行ってくるよ」とK君に伝える
「えっ!行くんですかそれじゃ僕も」とK君が答える

燕岳山頂から10分ほどで北燕にたどり着く
30メートルほどの急斜面はベッタリと雪が張り付いていた
雪とは言え高所だけにほぼ氷状態である
トレースがほとんどないので登る人は少ないのだろう
ピッケルを打ち込みアイゼンを蹴り込む
少しだけクライマーの気分になった
頂からは後立山連峰が薄く見えた
憧れの剱岳も姿を見せている
ずっと居続けたくなる至極の絶景だった
見下ろすと二組の登山者がやって来たがそのまま引き返していった
燕岳に目をやるとお花畑のように赤や黄色のジャケットが揺れている
南の仙丈ヶ岳を和風美人と例えるなら燕岳はショートヘアーの洋風美人が適当か ...
いずれにしても南北アルプスの女王共すこぶる美人であった

下山はいつも通りのハイピッチでコースタイムのほぼ半分で
K君を30分も置き去りにしてしまった
それにしても燕岳が100名山から漏れた理由を深田久弥さんに聞いてみたいものだ